よくある看護師の離職理由

看護師の離職理由として、家庭の事情を挙げることが多くなっています。典型例としてまず挙げられるのが、結婚と出産です。結婚して新しい生活を始めるとなると、引っ越さなければならず、同じ職場で働き続けることが難しくなる場合があります。
また、新生活を始める段階で専業主婦になりたいと思う方も多く、離職のタイミングとして多いのが結婚です。出産あるいは妊娠を理由に離職するケースもよくあるパターンで、育児休暇を取得した後で辞める例も少なくありません。子育てと仕事を両立させることは難しいと考える場合もありますが、子どものことを考えると、ずっと一緒にいたいという思いを持つ方も多いのが特徴です。

同様にして、パートナーの転勤が決まり、引っ越さなければならなくなると離職する例もあります。この他に、親の介護が必要になって仕事との両立が難しくなったというのも、よく挙げられる転職理由です。このような家庭の事情を挙げて離職を希望すると、やむを得ないと判断してもらえるのがメリットで、あまり厳しい引き止めにあうことがありません。
家庭の事情なので、深入りすることもほとんどなく、例え嘘の内容であっても大きな問題になることがないのも実情です。そのため、例えば人気の高い職場で働きたいなどの個人的な都合で離職したいと思った時は、親の介護を仮の理由にして離職するというケースがあります。結婚や出産などと違い、外から見て状況を判断するのが難しいので、使いやすい離職理由なのです。